大寒と大吟醸仕込み
2024年の大寒、今季最強寒波に見舞われました。
蔵では(おそらく全国の酒蔵でも)大吟醸の仕込みの時期です。この最も寒い時期を利用して長期低温発酵を狙います。
豊の秋では、吟醸酒など高精白米を使う酒の仕込みの掛米は朝に米を蒸した後、5~6時間は蔵の中の冷たい空気にさらしてから仕込みます。こうすることで、あえて蒸米を硬くしてモロミ中でゆっくりとけるようにします。こうした点でも気温が低いことは高級酒造りにとってありがたいことです。
しかし、今年の酒米はそもそもが例年になく硬い!ので、蒸してから仕込みまでの時間を大幅に短くして仕込むことにしました。
これが吉と出るかは約1か月後です。