蔵人は今

R3BYの終盤、地伝酒を仕込んでいます

酒蔵はいま

11月から始まったR3BYの酒造も残すとこ半月(の予定)となりました。

 

清酒の仕込みは終わり、ただいま発酵中で、搾りを待ちます。

 

清酒の仕込みの次は、地伝酒の仕込みです。

 

地伝酒も清酒と同じように酒母を造り、三段仕込みをします。大きく違うのは、米こうじが清酒の2倍、掛米がもち米、仕込水が清酒の約半分という大変濃厚な造りをするところです。

 

少ない仕込水の中で蒸したもち米と米こうじを均質に混ぜるのは難しいので、米こうじを蒸したもち米にまぶしながらタンクに送り出します。

 

 

蒸したもち米は、蒸し場から仕込みタンクまでの約40メートルを送風機による風の力でダクトホースの中を運ばれていきます。

 

その日はある程度高めの温度で仕込む必要があったので、ややモチモチの状態で作業を進めていましたら、ホースの中で”もち”が詰まるトラブルに見舞われてしまいました。

 

そんな感じで仕込んだ地伝酒は、これから約3ヶ月間じっくり発酵させてから搾ります。(清酒は3週間程度)