火当てしてます
蔵では火当ての作業が続いています。今年度搾った新酒を安全に貯蔵するためにとても重要な作業です。
これは「蛇管」(じゃかん)という器具です。
これを熱湯で満たした容器に沈めて、この蛇管の中に酒を通して加熱します。
酒の加熱温度を67度をキープするように、長いときは3時間付きっ切りで監視します。
蛇管から出てきた加熱されたお酒は殺菌されたタンクに送り込まれます。このとき蔵の中はお燗酒の匂いが充満します。
タンクいっぱいまでお酒が入ったら密封して、タンクに水をかけて冷却します。
このように加熱処理されたお酒は静かに熟成が進みます。
これらの中から、夏を越した秋口に「ひやおろし」として商品化されるお酒があります。