梅酒のこと
9月になると6月に仕込んだ梅酒から梅の実を取り出します。
梅の実は、鶯宿などいろいろな品種の混ざった松江市八雲町産と、南高梅100%の雲南市三刀屋町を使います。
産地ごとに収穫のタイミングが違うので、産地ごとにタンクを分けて梅酒を仕込んでいます。それぞれに途中途中で成分分析や官能評価を行って梅の漬かり具合を確認します。
今回その最終チェックということで、産地ごとの梅酒を比べることができました。
左が松江市八雲町産の梅の梅酒。右が三刀屋町産の梅の梅酒です。(どちらも梅、氷砂糖、酒の割合は同じです)
八雲町産の方は色が濃く、いろいろな品種が混ざっているためか、複雑でパンチの効いた香りと酸味が飛び込んできます。
三刀屋町産の南高梅100%の方は色が薄く、風味も穏やかだけど上品さがあってこれからの熟成が楽しみな感じがあります。
この後、1つのタンクにブレンドしてさらに熟成を進めます。