蔵人は今

“2022年08月” 月間アーカイブ の記事

全ての月間アーカイブの記事を表示

  • ひやおろし

    酒蔵はいま

    全国的に秋の季節限定酒「ひやおろし」が販売さる時期になりました。
    豊の秋でも2022年は9月7日に「純米 超超辛口ひやおろし 生詰原酒」を発売します。

     

     

    今年の豊の秋のひやおろしは、精米歩合をオール65%にスペックアップ。

    日本酒度+15の超辛口で出します。

     

     

    勘の良い豊の秋ファンはお気づきでしょうか、これ、夏の生酒と同じ原酒です。

     

    3月末に搾った生原酒を冷蔵貯蔵して5月に割水してアルコール分14度にして発売したものが「夏の生酒」になりました。

    一方、冷蔵貯蔵ではなく、タンクに火入れ貯蔵し、9月まで静かに寝かせてから割水も火入れもせず瓶詰めしたものを「ひやおろし」としました。

     

    今年の夏の生酒を飲まれた方は、搾ってからの工程の違いによる味わいの違いをお楽しみください。

    この「ひやおろし」から初めて超辛口を飲むよという方は、「特別純米 雀と稲穂」などと飲み比べてみると、甘口と言われがちな「豊の秋」の本気の辛口を感じていただけると思います。

  • 素敵な生け花の世界を見てきました。

    雲州松江の風景

    営業の河角です。7月に島根県民会館で池坊の生け花が展示されており、とても素敵でした。

    たくさんの作品があり、心癒されました。松江市では多くの生け花教室があり、定期的にいろんな流派の生け花の作品展が各所でひらかれているみたいです。

    素敵な花器と美しい花とが空間を彩っていました。

     

     

     

     

    素敵な生け花の世界。日本の文化に触れ、有意義な時間を過ごせました。

  • ゆず酒のこと

    酒蔵はいま

    米田酒造では、梅酒のほかにゆず酒を造っています。

    ゆず酒についてあまり触れてこなかったので改めて紹介します。

    商品情報「豊の秋 ゆず酒」

     

    梅酒の姉妹品として製造・販売が決まったのが5年前。試作を重ね、この味で行こうと決まったのが、ちょうど8月でした。。。

     

    梅酒が生の梅を漬け込んでから製品になるまで1年かかるのに対して、ゆず酒は冷凍された果汁を混合するだけなので1日で造れます。

    梅酒が時間とともに色味や風味に深みが増し味わい深くなるのに対して、ゆず酒は時間とともに売りである鮮やかな黄色やフレッシュな風味が損なわれていきます。

    そのためゆず酒は、特定の時期にまとめて造る(仕込む)ということをせず、都度少量ずつ製造出荷しています。

     

    ゆず果汁は、島根県益田市美都町産です。益田市美都町は島根県西部にあり、中国地方有数のゆず産地です。ここ松江市よりも広島市の方が近いという位置にあります。

    そもそもは松江かせめて出雲地方のゆずを使いたい気持ちもありましたが、品質が市場で高く評価されており、安定した供給を受けられることから美都町産ゆず果汁を使うことに決めたのでした。

     

    ゆず果汁は18L容器に冷凍された状態で入荷されます。

    このゆず果汁は、収穫したその日に加工場で搾汁・ろ過・加熱殺菌・充填(18Lキューブ)・冷凍貯蔵(-25℃)が行われたものです。まさに採れたて搾りたてに近いストレート果汁を使うことができます。ここのゆず果汁は黄色く熟したゆずを皮ごと丸搾りしているので甘味が多く、また、ほどよい苦味があります。

     

    このゆず果汁に、自社製の純米酒を混ぜます。この純米酒は島根県産五百万石を100%使用しています。カクテルベース用日本酒として発売した「豊の秋 MOTOZAKE 純米」の原酒です。カクテルベース用とは言いますが、非常にオーソドックスな造りでまさに豊の秋といった風味の純米酒です。

     

    これに水に溶かしたグラニュー糖を加えます。糖類も何種類も試してみて、スッキリとキレ良く自然な感じに甘味を加えることができたのがグラニュー糖でした。

     

    実際の製造は、カクテルのようにゆず果汁・純米酒・グラニュー糖と水を混ぜるだけです。ゆず果汁の割合は20%です。

     

    よく混合させたらすぐにストレーナーを通して瓶詰めした後、瓶火入れして急冷します。

     

    瓶の上部がちょっと見苦しい状態になりますが、これはゆずの香気成分の主体で、これを取り除くとゆずの風味が弱くなるものです。しっかり混ぜてゆずの風味を堪能してください。

     

    まだまだ暑いこの季節には、ソーダと半々で割るのがおすすめです。

     

    商品情報「豊の秋 ゆず酒」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 昭和のマッチ箱が出てきました♪

    雲州松江の風景

    営業の河角です。先日店舗から昭和のマッチ箱が出てきました。何をするにもマッチを使っていた昭和。昭和から時が止まったまま令和で紹介できて良かったです♪

    昔は広告としてマッチ箱は大活躍♪キャッチな言葉がとても勉強になりました。

    小さなマッチ箱が昭和の思い出を伝えてくれました。

    また珍しいものが出てきたら紹介いようと思います♪