7月の酒蔵は地伝酒のしぼりの時期です。
3月に仕込んでから約4カ月発酵させていることになります。清酒は仕込んでから3~4週間程度でしぼっています。
地伝酒は、しぼりの直前のモロミに「木灰」混ぜるのが製法の特徴のひとつです。
これは延喜式にも見られる古くからある製法です。
木灰を入れることによって酒を酸性から弱アルカリ性にし、酸敗を防ぎ保存性を高める狙いがあるようですが、料理酒としてこの弱アルカリ性と木灰由来のミネラルが抜群の効果を発揮します。(※地伝酒を現代に復活させた米田酒造の出雲地伝酒は火入れもしています)
さて、島根ではサザエが7月に禁漁になったばかりです。
ふるさと納税の返礼品で島根のサザエを手に入れる方もいらっしゃるでしょう。出雲地伝酒もふるさと納税返礼品に登録しています。
というわけで、出雲地伝酒を使ったサザエご飯のレシピをご紹介します。
材料(4人前)
A
・サザエ 大3個
・水 2.5カップ(500ml)
B
・出雲地伝酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 小さじ1/2
C
・米 2カップ
・Aのゆで汁+Bの煮汁 2.2カップ
作り方
1. Aの水を鍋で沸騰させたらサザエを入れ、アクを取りながらゆでる。茹で汁はCのためにとっておく。
2. 茹でたサザエから身を出して細かく切り、Bでさっと煮て取り出しておく。
3. 炊飯器にCを入れ普通に炊く。(目盛線まで足らなかったら水を足す)
4. 炊き上がったらサザエを入れて15分蒸らす。
できたらさらに
5. おひつに取り、小口切りのみつ葉を混ぜ合わせる。
出典:農林水産省「うちの郷土料理」さざえ飯 島根県