蔵人は今

R3BY 皆造とみりん仕込み

酒蔵はいま

4月8日、今年度すべての清酒のモロミを搾り終え、皆造となりました。

 

今年はいつも使っている島根県産の五百万石が予想外に柔らかい年でした。米の柔らかい年は味が多すぎたり重い酒になりがちなので、吸水や追い水に苦労した年でした。

 

またこの日は、みりんの仕込みを終え、甑倒しにもなりました。

 

みりんは、米こうじと蒸したもち米をアルコールと混ぜることで造ります。

 

まずタンクに溜めたアルコール(醸造アルコールや酒粕取焼酎)は外気温と同じぐらいの温度になっています。

ここに米こうじと蒸したもち米(もち)を混ぜ込んでいき、仕込み直後の温度が45℃になることを目標にします。そのため、もちはかなりアツアツでなければなりません。地伝酒のようにダクトを使わず、人力でアツアツのもちを運ぶのでなかなかの大仕事です。

 

 

この後も、ろ過や火入れ、蔵の片づけなどすることいっぱいですが、まずはほっと一息です。