蔵人は今

  • 1月の出雲大社にて

    雲州松江の風景

    営業の河角です。今年の一月上旬に出雲大社行く機会があり写真を撮ってきました。

    この日は天気も良く、多くの参拝者の方がいました。

    出雲大社といえば島根県飯南町でつくられる「大しめ縄」。みなさん上を見ながらしめ縄の大きさにビックリしていました。

    多くの酒樽の中に当蔵の奉納した酒樽がありました。今年も「豊の秋」を通じてたくさんの方に魅力をお伝えできればと思います!

  • 大寒と大吟醸仕込み

    酒蔵はいま

    2024年の大寒、今季最強寒波に見舞われました。

     

    蔵では(おそらく全国の酒蔵でも)大吟醸の仕込みの時期です。この最も寒い時期を利用して長期低温発酵を狙います。

     

    豊の秋では、吟醸酒など高精白米を使う酒の仕込みの掛米は朝に米を蒸した後、5~6時間は蔵の中の冷たい空気にさらしてから仕込みます。こうすることで、あえて蒸米を硬くしてモロミ中でゆっくりとけるようにします。こうした点でも気温が低いことは高級酒造りにとってありがたいことです。

     

     

    しかし、今年の酒米はそもそもが例年になく硬い!ので、蒸してから仕込みまでの時間を大幅に短くして仕込むことにしました。

     

    これが吉と出るかは約1か月後です。

  • 立春朝搾りと大吟醸仕込み始まる

    酒蔵はいま

    蔵では令和6年元日にも酒をしぼっておりました。これでR5BYの序盤に仕込んだ酒を搾って中盤戦へという流れです。

     

    序盤は、今年の米の出来を探り探りでの仕込みとなり、モロミの経過や実際に搾った酒の出来からそれ以降の対策を立てます。

     

    1月に入ると、立春朝搾りや大吟醸の仕込みがあります。

     

    立春朝搾りは2月3日の深夜から4日の未明にかけて酒を搾ってすぐに瓶詰めしてその日のうちに酒屋さんが引き取るという商品です。

     

    立春朝搾りについて

    https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=377

    豊の秋の立春朝搾り

    https://www.meimonshu.jp/modules/sakeshops/index.php?page=detail&lid=31

     

    酒は微生物によって造られるので、必ずしも決まった日にベストの状態で搾れるとも限りません。いろいろな状況で、搾る日は前後します。この立春朝搾りは2月3日の深夜には搾れるように管理していくという点で非常に神経を使います。

     

     

     

     

  • 豊の秋の周りにある風景

    雲州松江の風景

    営業の河角です。米田酒造の近くには大橋川が流れおり、蔵と水辺の風景をいくつか紹介します。

    大橋川沿いには多くの舟が停泊しており、情緒ある風景が広がっています。

    この日は良く晴れており水鳥も気持ちよさそうに過ごしていました。米田酒造にお立ち寄りの際はそんな水辺の風景もお楽しみください。

  • お正月のおすすめスポット

    雲州松江の風景

    皆様新年あけましておめでとうございます。営業の河角です。お正月らしく松江市の神社「八重垣神社」に去年の初詣の様子を紹介します。

    こちらの八重垣神社はヤマタノオロチの難を避けるためにクシナダヒメが避難したといわれる場所で、子授・安産や縁結びとしても人気があり正月は多くの参拝客でにぎわいます♪

    しめ縄もお正月を感じさせてくれます。

    特徴的な狛犬でした。

    本殿から少し離れたところに人気スポットがあります。

    1つ目は稲田姫命が地面に立てた2本の椿の枝が芽吹いて1本になったという言い伝えがある「夫婦椿」で、一心同体、愛の象徴として神聖視されています。まさにご縁のパワースポットです。

    「鏡の池」とは稲田姫命が八岐大蛇の難を避けるため、八重垣にお隠れになった時に飲料水とし、また御姿をお写しになられた池と伝えられています。またご縁を占う事のできる池として多くの観光客や女子旅でも人気スポットとなっております。

    池に占い用紙に浮かべ硬貨(10円か100円)をそっと乗せて早く沈めば(15分以内)縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅いそうです。また自分の近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています。恋愛や結婚に限らず様々な縁や願い事にもつながっているそうなのでぜひやってみてください。

  • R5BY しぼりたて続々     

    酒蔵はいま

    ただいま新酒が次々と搾られています。

     

    今年度の純米吟醸のしぼりたてとして、「純米吟醸 かんなび」のしぼりたて生原酒を発売しました。

     

    「純米吟醸 かんなび」は豊の秋の中でも新しい方のお酒なので、馴染みのない方もまだ多いのではないかと思います。

     

    落ち着いた感じの多い豊の秋の中で、分かりやすく華やかな香りが立つお酒です。

    硬質の島根県産五百万石を使うことで、甘さと酸味のバランスが取れてキレ良いのが特徴です、

     

    さらに今年のしぼりたて生原酒は炭酸ガスが溶け込んでおり、舌の上でチリチリと弾ける感触が気分を華やかにしてくれます。冷やしてワイングラスで飲むのが合うお酒です。

     

    ぜひ文字通りフレッシュでフルーティーなしぼりたての風味を楽しんでいただきたいです。

     

    豊の秋 純米吟醸 かんなび しぼりたて生原酒

     

     

     

     

  • 霧の松江

    雲州松江の風景

    皆様いかがお過ごしでしょうか。営業の河角です。寒暖の差が大きくなってくる11月、12月に松江では早朝に濃霧(のうむ)が発生します。今年は例年に比べ、少ないような気がしますが松江ではおなじみの風景になっています。そんな霧の風景を紹介します♪

    店舗のすぐ近くの大橋川沿いの風景です。先にみえる車も霧でうっすらと映っています。

    いつもは宍道湖と街並みがきれいに見える「宍道湖大橋」の景色も濃霧でぼんやりと見えます。川や湖の多い松江では霧が発生しやすい土地でもあるようです。

    こうした濃霧と松江の景色も個人的に大好きな風景です♪松江にお越しの際、霧にも注目してみてください。

  • R5BY 初しぼり

    酒蔵はいま

    12月13日大安、R5BY最初のお酒を搾っています。とりあえずはひと安心です。

     

     

    この最初のお酒は、いずれ上撰となるものです。

     

    しぼりたてとして出荷される商品は、もう2、3日後から搾るモロミからになります。

     

    12月20日に純米初しぼり、12月22日には本醸造のしぼりたて生原酒を出荷予定です。

  • R5BY 仕込み進む

    酒蔵はいま

    R5BYの本仕込みもスタートしてただいま3本のモロミが立っています。

     

    話には聞いていましたが、今年の酒米は硬い。米が実り始めるころに気温が高いと、溶けにくい(硬い)米になると言われています。

     

    これは酒の風味に影響し、味や香りが薄くなりがちです。

     

    またカメムシ被害などもあり、酒米の確保もなかなか厳しい状況です。

     

    毎年毎年、去年と同じようにという酒造りをするのが難しくなってきているように感じます。

     

  • 朝焼けのしじみ漁船

    雲州松江の風景

    営業の河角です。この時期の早朝は朝焼けがものすごく綺麗に見ることができます。宍道湖の夕日は有名ですが、朝焼けも素敵な松江の風景の1つです。

    大橋川から宍道湖に向かうたくさんのしじみ漁船です。この日は鳥取県の大山も綺麗にみえました。

    撮影したのは朝の7時。新大橋の上からの風景です。

    この朝焼けの風景も個人的に大好きです。当蔵のある松江市の大切な風景を紹介しました。