米田酒造のお酒は料理と一緒にお飲みいただくことをオススメしています。
そんな酒と食の楽しみ方を豊の秋の生まれた町、松江を舞台にしたストーリー仕立てでご紹介します。
豊の秋の生まれた町、松江
島根県の東部、山陰地方のほぼ中央に位置するこの町は古代においては神話の舞台となり、古代出雲の繁栄を物語る豊富な遺跡群が存在する。そして、近世においては城下町として栄え、現在にその面影を残している。全国に歴史を感じさせる町は数あれど、その景観を今日にいたるまで保持するのは容易ではない。城下町は良い。今もなお、ありのままの歴史を感じさせる。
古代出雲文化と伝統文化、食文化や自然・資源にも恵まれている。それらが複合的に合わさり、見事に調和。およそ日本的な要素が詰まっている。旅の地としてこれほど魅力的な土地はない。さあ旅の支度をしよう。
酒と食
旅が好きだ。食と酒は旅の愉しみだ。この町には、独自の食文化がある。江戸時代には城下町として整備され、張り巡らされた陸路・水路により町には常に旬な食材が集まったという。また、日本の夕日百選にも選ばれ、海水と淡水が交じり合う汽水湖である宍道湖では、日本一の生産量を誇るシジミをはじめとして魚介類が豊富だ。豊かな食文化が醸成されてきたのも想像に難くない。
町とともに育まれた酒
そして、この地には町とともに育まれた酒があるという。“豊かな実りの秋となるように”と五穀豊穣の願いが込められた松江の銘酒、その名も「豊の秋」。これらの食と酒、そして松江の風土を大いに味わおう。
松江の旅は、自分の足で土地の感触を踏みしめながら回りたい。ゆるりと街路を流れる穏やかな堀川と歩幅を合わせて。