桜舞う松江城を散策
はじめて松江を訪れたのは、春のよく晴れた日。松江城山公園では、桜が咲き誇っていた。
節々に寒さの残る松江城山公園では桜の花びらが舞っていた。松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つで国宝に認定された松江の歴史と文化を代表する建築物。
城に足を踏み入れ、桐の階段を上り天守閣から市内を見渡すと、ほんとうに街中を水路がはしっている。その景色を一望しながら胸を躍らせた。さて次はどこに行こうか。
夕暮れの松江の街を歩く
城を満喫していると日も暮れ、お腹が空いてきた。朝晩の冷え込みが感じられるこの時期。どこか店に入りたい。前方に感じのよい店を見つけ、そこで夕食をとることにした。
日本海の旬の魚を刺身で頂く
そこで一際目を引いたのは旬の魚で彩られた刺身の盛り合わせだった。島根県沖の日本海は寒流と暖流がぶつかることから魚の種類も豊富、漁港が近く新鮮な魚が年中食べられる。「魚を食べずには一日も我慢の出来ぬ出雲人」と言うが、その恵まれた環境が羨ましいと思った。中でもノドグロの刺身はしっかりと脂が乗り、やわらかく甘くとろける。もう少し早い時期に来ていれば寒ブリを味わえたかもしれない。
ここで合わせたのは「特別純米酒 豊の秋 雀と稲穂」。店主さん曰く、最も豊の秋らしい味わいの酒だ。燗にすることでコクと旨みが一層引き立つ“燗上がりの酒”としてファンも多いとのこと。旬の刺身との相性も抜群だ。ノドグロの濃厚な甘みを“雀と稲穂”のやわらかな旨み、芳醇な香りが引き立ててくれた。福々しさを口の中いっぱいに感じた。
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特別純米酒 豊の秋雀と稲穂
「ふっくら旨く、心地よく」
豊の秋のポリシーを最も忠実に表現した特別純米酒です。ご飯を噛みしめた時のようなやわらかな旨味を、芳醇で落ち着いた香りが引き立てます。
穏やかな香り、まろやかに広がる甘味、そしてふくらむ旨味が特徴です。また“燗上がりの酒”としてファンも多く、特に45℃のぬる燗ではコクと旨みを一層引き出し、心地よく酔わせてくれます。